MicrosoftのAuthenticator認証アプリのデータが消えた

目次

Microsoft Authenticatorアプリとは

Microsoft Authenticatorは削除したら全部消える?

事故ってしまう原因

対処法

まとめ

 Microsoft Authenticatorアプリとは

まず、Microsoft Authenticatorアプリとは、

Microsoftから公式で出ている、認証アプリになります。

何に使うのかというと、二段階認証で6桁のコードを生成するために使います。

 

マイクロソフトは、Microsoftアカウントのサインインの際に2段階認証の必須を推奨しているので、

Microsoftアカウント用に作られていますが、その他アプリ(3rdパーティ製品)の2段階認証としても使うことが可能でした。

 

スマホの機種については、iPhoneでもAndroidでもインストールすることができます。

 

これで事故が起こるなんで夢にも思わないでしょう。。。😭

 

 Microsoft Authenticatorは削除したら全部消える?

前提として iPhoneを使った場合の話になります。

認証アプリなのでスマホに入れるものになりますが、

機種変更の際は、iCloud上からのバックアップあるいは端末同士の移行作業にて、古い方のiPhoneに入れていた認証アプリの情報をすべて新しいiPhoneに移行することができます。😉

 

しかし、問題は、アプリ単体で削除する場合です。

 

実際に筆者が事故に遭遇しているのですが、背景はこうなります。

2024年9月末、iOS18.0のアップデートがあった際、認証アプリのアイコン上に通知アラートにマークがずっと出続ける現象が現れてしまいました。

アップデート後から発生したので、おそらくバグであろうと思いキャッシュ削除で変わることを期待し、いったんアプリを削除しました。

再度Appleストアからアプリを再インストールしたところ、データがほぼ消えていることに気付きました!😭

 

残っているデータはMicrosoftアカウントの一部アカウントのみで、Microsoftアカウントでも残っていないものもありました😭

 

マイクロソフト公式のトラブルシュートでは、iCloudのバックアップから復元を。とのこと。

不幸は重なり、その時iCloudストレージが上限に来てしまい、200GBから2TBへアップグレードするハードルの高さにビビり進められていないタイミングでした。(号泣)

 

なので、結果としてMicrosoft Authenticatorアプリの復元ができなくなりました。🙏😇

 

そして、Microsoftの認証アプリを一度削除すると、3rdパーティサービスの認証データはすべて消える。Microsoftアカウントでも消えるものがある(「職場または学校アカウント」だと思われる)。

というのが結果としてわかりました。

 

 事故ってしまう原因

原因は大きく2つかと思います。

 

1つ目は、Microsoft Authenticatorアプリのバックアップ先がiCloudであること。

そもそも、Microsoftアカウントでサインインしてパスワード情報を同期しているのに、バックアップ先はiCloudの端末に依存させているので厄介なことになります。

また仮に、iCloudでバックアップされないAndroidへ機種変更する際も同様のことが発生する可能性が考えられます。

 

2つ目は、iCloudのバックアップをしていないこと。

これはユーザー側の問題ですが、現状iCloudのバックアップの料金設定が200GB 400円/月 の次は、2TB 1,300円/月であり、二の足を踏んでしまうような価格設定であるのも事実です。

それに、まさか、AuthenticatorアプリがOneDrive上ではなくiCloud上でバックアップされているなんて

意味不明ですよ。

同じアプリ内のパスワード情報は、Microsoftアカウントにひもづいてますから。

意味不明ですよ。

 

 対処法

2024年10月時点では、対処法は1つと考えています。

Google Authenticatorアプリに再設定すること。です。

 

Microsoftアカウントのニ段階認証は先ほどのマイクロソフトの認証アプリが必要のようですが、

その他の3rdパーティ製品の二段階認証にはGoogle公式のAuthenticatorアプリを使いましょう。

なぜなら、Googleの認証アプリであれば、情報がGoogleアカウントに紐づくため、ログアウトやアプリ削除後でも再度Googleアカウントでサインインすることで、認証情報は残ったままになるからです!

 

 

ちなみに、消えてしまった情報については、それぞれのサービス(FacebookやX、TikTok、Amazonなどなど)はアカウント設定から再度設定が必要です。

すでに二段階認証が「有効」になっていても、iPhoneからはアプリ削除と共にデータは消えてしまっているので認証コードは受け取れないので必ず再設定が必要です。

その際に電話番号やセキュリティキーで回復できる時もありますが、それを忘れてしまった場合に更に困るので、2段階認証の代替対処法も抑えておく必要が出てきそうです。

 

今回、筆者は電話番号登録をしていたので、認証コードをSMS(ショートメール)で受信できたおかげでほとんどのアプリを再度Google認証アプリで設定できました。


まとめ

これまで、iPhoneの機種変更でも問題がなかったので、今回こんな事象が起きてしまった時は、正直ショックでした。

しかし、逆をいえば、iOS18.0後のアラートマークが出てくるおかしなバグのおかげで、Microsoft認証アプリの致命的な挙動に気付けたので良かったと言えばよかったです。

一応、Microsoftへは問い合わせもし、フィードバックも送信していますので、今後サービス改善してくれると嬉しいなと思います。

  • B!